多忙も極まってくると「休憩のつもりが休憩になってない」なんてことありませんか?
疲れて頭の回転も鈍くなってきたのを自覚して「ちょっとコーヒーでも飲もう」なんて休憩していても気がつくと仕事の続きを考えているたり、何をしてても常に「こなさなきゃならない事」が頭から離れない。
ひどい時は寝ていても何か考え事をしてたような感覚が残って寝た気がしない。
オーバーワークですねえ。ツライですね。脳にもよろしくないです。
そんなときに短時間でリラックス&リフレッシュ出来ればいいのにって思いませんか?
今回はいざってときのために、自分の好きなときにリラックスできる方法を身につけておきましょうって話です。
緑を使ったリフレッシュのイメージング
準備:ゆったりした服装。室温は快適に。姿勢は背筋をのばして、椅子に座るか床にあぐらでもOKです。手は自然にたらすか腿の上におきましょう。
- 力を抜いて体の緊張をしっかりゆるめましょう。リラックスさせましょう。
- できれば腹式呼吸を行います。まず息を吐いて肺をからっぽにして、それから大きくゆっくり吸いこみます。吸えるだけ吸ったら今度はゆっくり大きく息を吐き出します。体はリラックスしたまま、力を入れたり背をそらしたりしないで出来る範囲で行ってください。
- このとき呼吸に意識を集中させます。
- リラックスした状態で呼吸に集中していると、心が安定してきます。自分がとても静かな森の中にいるところを想像してください。ここで呼吸からイメージに集中対象をうつします。(深い呼吸は続けてください)
- さあ、森の中にいます。そこはリラックスできる安全な場所です。空気は澄んでマイナスイオンがでています。新鮮な樹々の匂いがしますよね。五感を使ってそこにいる自分と森の様子を想像してください。
- 息をするたびに、体と心がリフレッシュしていきます。疲れは吐く息とともに体外に排出され、すがすがしい気が吸う息ともにはいってきます。
- 十分にリフレッシュしたと感じたらお仕舞いです。ゆっくり目をあけて現実に戻りましょう。
(注:森の中、森林浴をイメージに使っていますが、自分がリラックスできると思う場所ならどこでもいいですよー)
リラックス&リフレッシュボタンを作りましょう
さきほどのリラックス&リフレッシュ方法は繰り返すことで楽に出来るようになっていきます。
でも忙しい時の短い休憩時間、ひょっとするとそれすら削られちゃうかもしれません。
ではどうするか?実はここからが本題です。
「パブロフの犬」ってご存知ですか?あの「ベルの音を聞くとそこに餌がなくてもよだれを垂らす犬」のことです。
そう、条件付け。これをさきほどのイメージングと組み合わせます。
やる事は簡単!イメージングの前に特定のモーションをするだけです。
このモーションをボタン(スイッチっていたほうがわかりやすい?)にして、押せばいつでもすでにイメージングが終わってる状態になることが目的です。
どのようなモーションでもOKですが、さりげないほうがいいと思いますよ~。人目があっても気にせず行える簡素なものにしましょう。
モーションの例:「右手の親指で、左手の甲を3回叩く」
リラックス&リフレッシュと決めたイメージングの前に、必ずこのモーションをおこないます。これだけです。
お気に入りの音楽があって気楽に再生できる環境があるなら、音楽をボタンにするのもいいですね。イメージング前に1分くらい再生するようにしてください。
10日から2週間も練習すれば条件付けられます。条件付けさえ出来てしまえばこのモーションで必要なときにさくっとリフレッシュすることができます。
短いコーヒータイムの前にちょんちょんちょんってやっておけば、くつろいだ状態で同僚や部下と会話できますし、プレゼン前に行なえば緊張をほぐせます。
ちょっと条件付け期間は必要ですが、これでいつでもどこでもリラックス&リフレッシュ。
便利なので試してみてくださいな~。